Japanische Klassiker mit Furigana
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めいせつじじょでん
鳴雪自叙伝
内藤 鳴雪
Lesen Sie 鳴雪自叙伝 (めいせつじじょでん) von 内藤 鳴雪 (ないとうめいせつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 192.693 Zeichen · 377 Bildschirme
けれどもそれをホトトギスに臆面もなく載せた結果は、読者から時々誤謬を指摘したり、あるいは他の意見を報知して来る。これも我々の心得にもなり、また興味であるから、一々それは次号へ載せていたのである。しかるにこの蕪村輪講がその後単行本となり、世間でも多く見ることになったので、更にわれわれの講義に対して非難や注意やあるいは悪口を寄せらるる者さえ出来た。なお蕪村の句が普通教育の教科書へも載ることになったので、学校の先生の参考としても我々の蕪村句集輪講が用いらるることとなった。この点などは私どもの殊に恐縮する所である。けれども元々内輪の団欒の雑談的のものであったのだから、こう世間的のものとなるのは、われわれの意外のみならず、地下の子規氏もさぞ苦笑していることであろう。就中この頃「蕪村夢物語」とかいう或る人の著書が出て、この我々の講義を非難もし是正もして居らるるそうだ。これは今更ながら我々がためには良友だと思っているが、しかし我々と意見を異にする点も少くなかろうから、それらの弁解は私が他日あたるつもりである。聞けばまだ、春の部と夏の部ばかりだそうだから、多忙な私はいっそ満尾して後それをやろうかとも思っている。