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Japanische Klassiker mit Furigana

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まど

鷹野つぎ――人と文学

鷹野 つぎ

Lesen Sie 鷹野つぎ――人と文学 (まど) von 鷹野 つぎ (たかのつぎ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.840 Zeichen · 43 Bildschirme

Aozora Bunko

だが夜明けとなれば既に暁闇と旭光の織り出す絢爛は消え、一気に一音の合図と一緒かのように、視界は隅なき明るさに明け放たれるのであった。

勤勉な小谷さんはたいていまだ東天の美しい時分に私のベッドに出勤してパチリと電灯をつけた。きびきびした順序で私にまず歯磨粉をつけた楊子を与え、私が歯をこすっている間にはコップを持ち添えており、済めば床頭台の上の含嗽用のものを清め、私の髪を二つに分けて編み、熱い湯で顔や手首、腕を拭き清めた。

小谷さんは夜が明け放れると、また電灯のスイッチをパチンと閉め、私の寝具をきちんと正し、便器を清め、床を拭き、やがてくまなく調うた床で私に食事させ、さらにあと片づけするまで一刻も小止みなく、見る眼にも感に堪えるほどこまめに働いた。

叮、使徒小谷さん、私はかの女に見せぬ眼をうるませた。あなたはお仕合せですよ、小谷さんのような良い方に附いていただいて、とはたの人からも云われ、自分でもあちこちできつい附添婦におこられている病人の我儘話なども耳にいれて、小谷さんに附いてもらった仕合せを感ずるのであった。

お太鼓を胸高に結んだ小柄な小谷さんの後姿は初々しく、朝の挨拶にも、消灯して帰る挨拶にも両手を揃えて女学生のようなお辞儀をする小谷さんは、院長さんや医師たちの良家にも出入する行儀正しさが、身について