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Japanische Klassiker mit Furigana

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

Lesen Sie 黒船前後・志士と経済他十六篇 (くろふねぜんご) von 服部 之総 (はっとりしそう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.901 Zeichen · 247 Bildschirme

Aozora Bunko

この獄門よりもひとつ重いのが「成敗」であった。

成敗は牢内仕置場で執行される死刑の最も重いもので、刑場には三角形の「土壇」を築く。罪人を裸にして右腋を土壇に当て、右手は土壇に立てられた竹に繩でしばりつけ、左手は助手がひっぱっている。そして正面から、罪人の左肩から右乳へかけて斜に、「袈裟切り」をする。これがすむと別の土壇に据えて首を刎ねる。ついでその首を土壇に埋め、額だけ露出させ、二人の刑手が板の両端をもって首の頭上を抑えている。その露出した額を槍で三カ所突いて、首を洗って獄門にかける。成敗か単なる獄門かは、額の槍きずでわかるのである。

成敗はそれだけではおしまいにならない。はじめ袈裟切りにし、ついで首を刎ねたのち、首のない胴が一つに縫い合わされて、こんどは改めて、はじめ袈裟切りにした下方の部分、腋下から斬る。これを「脇毛」とも「一の胴」ともいう。ついで、また縫い合わせたうえでさらにその下方を斬る。一の胴、二の胴、三の胴と縫い合わせてはつづけて、四の胴は「細骨」、五度めはその下の腰骨の堅牢なところでこれを「もろぐるま」(両車)ととなえた。この一の胴以下は処刑というよりはためし斬りなのであって、それに用いるための自慢の刀剣が、あらかじめ領主からも藩士からも出されており、どの刀でどの胴をためすかは、くじできめ