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Japanische Klassiker mit Furigana

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あとがき(『みやもとゆりこせんしゅ』うだいにかん)

あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)

宮本 百合子

Lesen Sie あとがき(『宮本百合子選集』第二巻) (あとがき(『みやもとゆりこせんしゅ』うだいにかん)) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.466 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

新聞小説をかくように気がまとまっていなくもあった。

ところが、宮原晃一郎さんは、わたしがことわったにもかかわらず、再三、小樽新聞にかくことをすすめられた。何でもかまわない、書きたいものを、書けるように書いていいから、とすすめられた。わたしも、それまでをことわる心持がなくていたとき、不図したはずみで、一冊のペルシア美術に関する本を見る機会があった。ライプツィッヒで出版されたその本には、古代ペルシアの美しいタイルの色刷りや小画(ミニェチュア)の原色版がどっさり入っていた。そのミニェチュアの央に、特に色彩の見事な数枚があって、それは英雄ルスタムとその息子スーラーブの物語を描いたものだった。

ミニェチュアの解説はごく簡単であったから、わたしはただその絵の印象やルスタムという伝説の英雄の名を憶えただけであった。

暫くして、ペルシア文学史をよむ折があった。そしたら、その中にまたルスタムが出て来た。息子のスーラーブの名も。ルスタムとスーラーブの物語は昔のペルシア人が、云いつたえ語りつたえ、ミニェチュアにして描きつたえた物語だったことがわかり、同時に、その昔譚のあらましも知ることが出来た。