Japanische Klassiker mit Furigana
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme
「面白い……?」
「自由民権論者が国家主義者になっている。日本とはそういう国なんだ。今に見てろ、今度は社会主義者が国家主義者になる」
「俺のことを言ってるのか」
砂馬は聞き流して、
「悲堂先生は自由民権運動に挫折して、支那革命に身を投じた。自分の主義主張を支那革命のなかに生かそうとしたんだ。その支那革命が成就して、やっと今日のような形になったと思うと、やれ排日だ、打倒日本帝国主義……」
「そのため、せっかくの支那革命の援助者たちを国家主義者にしてしまった? 大アジア主義の志士を右翼の国家主義に追いこんだのは支那のせいだと言うわけか」
「悲堂先生は国家主義者にはならないで、支那メシ屋になった」
「すると慷堂先生は……?」
なに主義者だろうか? 砂馬はしかし慷堂の話には触れたくないのか、
「ハルビンで毛唐の女の裸踊りを見てきた。すっ裸になって踊るんだ。あすこの毛がもやもやっと金色に光ってやがる。すごいね」
ひとりでヤニさがって、
「もっともお値段も高いや。たった十分間で――二人一組だけど、相場は十三円。白系ロシア人が変な日本語で、お祝儀二円と言やがって、十五円ふんだくられた」