Japanische Klassiker mit Furigana
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme
波子はお尻の横に、貝が舌を出した恰好で、足を出していた。行儀が悪いというよりそんな波子は可愛く見えたが、
「すっかり波子は悪くなったな」
「なぜ?」
「そんなことを言うのが悪くなった証拠だ」
丹前をひっかけた波子のうしろから俺は、抱きしめるなんてことじゃなくて、襲いかかった。
「乱暴ねえ」
「ああ乱暴だとも」
素人娘をどう扱っていいのか、俺には見当がつかない。
「俺は波子を大切にしてきたけど、もうやめた。店のお客なんかと、こんなところへ来て、一緒に風呂にはいったりしたのか」
「まさか」
大人っぽい語調で否定して、
「痛い。そんなに手に力を入れちゃ……いや、いや」
湯上りの肌の匂いが俺の顔をむっと蔽った。俺はやにわに波子を横倒しにして、膝の間に手を入れた。
「駄目、そんな……」
不意に子供っぽい声で、
「そんないたずらしちゃ、いや」
「いたずら?」
変なこと言うなと、もがく波子をおさえつけて、
「こんなもの、はいてんのか」
俺もいたずらの気持になって、ズロースをつまんで、
「要塞堅固だな」
「知らない」
波子は俺を突き飛ばして、
「お願いだから、もっとやさしくして……」
「いやがるからだ」