Japanische Klassiker mit Furigana
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme
逞しさへの感歎である。
「すごいね、双方ともに」
これは風巻で、
「将校用ピー屋へ行って、かけあってみよう」
と言った。それは町の反対側にあった。そしてここは、大衆食堂から高級レストランに来たみたいに静かだった。
ここのママさんが若紫なのだった。もしも若紫が兵隊用ピー屋のママさんだったら、俺は会いそこなっていたのだ。
もっとも俺は初め、アッパッパめいた洋装のママさんがあの若紫とは気がつかなかったし、向うでもそうで、
「規則がやかましくてねえ。鑑札を取りあげられたら、ことですからねえ」
と、ママさんを呼び出した風巻に言った。見たことのある女だ。そうだ、若紫だと、さきに気づいたのは俺のほうだった。
「奇遇だな」
若紫じゃないかと言いかけて、
「君、俺の顔に見覚えないかい?」
女郎上りと風巻に知らせることを憚る言い方をした。
「あーら」
と若紫は眼を丸くして、
「四郎さんじゃないの」
「なつかしいねえ」
その俺に風巻が、
「知り合いなのか」
すると若紫が、
「あたしがナカ(吉原)で働いてたころのおなじみさん」
と自分の素姓を悪びれずに言った。人がいいのは、昔と変らないようだ。
風巻のほうが面くらって、俺に、