Japanische Klassiker mit Furigana
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おかめどんぐり
おかめどんぐり
小川 未明
Lesen Sie おかめどんぐり von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.395 Zeichen · 3 Bildschirme
ねえやの田舎は、山奥のさびしい村です。町がなかなか遠いので、子供たちは本屋へいって雑誌を見るということも、めったにありません。三郎さんは、自分の見た雑誌をねえやの弟さんに、送ってやりました。
「坊ちゃん、ありがとうございます。弟は、どんなに喜ぶかしれません。」と、ねえやは、目をうるませて、いいました。
すると、ある日のこと、弟の孝二くんから、たいそうよろこんで、手紙がまいりました。そして、山で拾った、くりや、どんぐりを送ると書いてありました。
「町が遠いのに、弟さんは、小包を出しにいったんだね。」と、三郎さんはききました。
「いえ、町へは、毎日、村から、だれかついでがありますから。」と、ねえやは、答えました。
手紙のあとから、小包がとどきました。あけると、紫色のくりや、まるいどんぐりや、また、ぎんなんなどが、はいっていました。そして山から、いっしょについてきた、木の葉もまじっていました。これを見ると、ねえやは、子供の時分のことを思い出して、なつかしそうにながめていました。
「こんなのが、山にたくさんなっているの?」
「はい、たくさん、なっています。」
「いってみたいなあ。