Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごんごろがね

ごんごろ鐘

新美 南吉

Lesen Sie ごんごろ鐘 (ごんごろがね) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.707 Zeichen · 18 Bildschirme

Aozora Bunko

僕はいまさら、この大きくもない鐘が、じつにたくさんの人の生活につながっていることに驚かされた。

老人たちは、ごんごろ鐘に別れを惜しんでいた。「とうとう、ごんごろ鐘さまも行ってしまうだかや。」といっている爺さんもあった。なんまみだぶ、なんまみだぶといいながら、ごんごろ鐘を拝んでいる婆さんもあった。

鐘をおろすまえに、青年団長の吉彦さんが、とてもよいことを思いついてくれた。長年お友だちであった鐘ともいよいよお別れだから、子供たちに思うぞんぶんつかせよう、というのであった。これをきいて僕たち村の子供は、わっと歓呼の声をあげた。みなつきたいものばかりなので、吉彦さんはみんなを鐘楼の下に一列励行させた。そして一人ずつ石段をあがってつくのだが、一人のつく数は三つにきめられた。お菓子の配給のときのことをおもい出して、僕はおかしかった。だが、ごんごろ鐘を最後に三つずつ鳴らさせてもらうこの「配給」は、お菓子の配給以上にみんなに満足をあたえた。

最後に吉彦さんがじぶんで、大きく大きく撞木を振って、がオオんん、とついた。わんわんわん、と長く余韻がつづいた。すると吉彦さんが、