Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごんごろがね

ごんごろ鐘

新美 南吉

Lesen Sie ごんごろ鐘 (ごんごろがね) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.707 Zeichen · 18 Bildschirme

Aozora Bunko

またごんごろ鐘は、僕たちの杉の実でっぽうや、草の実でっぽうのたまをどれだけうけて、そのたびにかすかな澄んだ音で僕達の耳をたのしませてくれたか知れない。

おもえば、ごんごろ鐘についてのおもいでは、数かぎりがない。

三月二十二日

春休み第二日の今日、ごんごろ鐘がいよいよ「出征」することになった。

兎にたんぽぽをやっていると、用吉君が、今おろすところだよ、といって来たので、遅れちゃたいへんと、桑畑の中の近道を走っていった。四郎五郎さんの藪の横までかけて来ると、まだ三百米ほど走ったばかりなのに、あつくなって来たので、上衣をぬいでしまった。

尼寺へ来て見て、僕はびっくりした。まるでお祭りのときのような人出である。いや、お祭りのとき以上かも知れない。お祭りには若い者や子供はたくさん出て来るが、こんなに老人までがおおぜい出て来はしないのだ。杖にすがった爺さん、あごが地につくくらい背がまがって、ちょうど七面鳥のようなかっこうの婆さん、自分では歩かれないので、息子の背におわれて来た老人もあった。こういう人たちも、みなごんごろ鐘と、目に見えない糸で結ばれているのだ。