Japanische Klassiker mit Furigana
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すずめをうつ
すずめを打つ
小川 未明
Lesen Sie すずめを打つ (すずめをうつ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.132 Zeichen · 3 Bildschirme
また、少年は打ちそこなっては、友だちや、友だちのお父さんの見ている前で、みっともないと思いました。それで、しんけんでした。そのうち、シュッと、するどく空気を切って、たまの飛ぶ音がしました。いままで鳴いていた鳥の声はやんで、同時に、なにか、ぱたりと下へ落ちたのでありました。
「あたった! お父さん、秀ちゃんの兄さんは、うまいでしょう。」
こう叫んで、清くんは、縁側の方をふり向きましたが、いつのまにか、お父さんの姿は、そこにありませんでした。正直にいうと、お父さんは、止めさせる力がないのを恥じて、逃げられたのでした。元気な少年たちには、もとよりそんな老人の気持ちなんかわかりません。二人は、菊畑をわけて、落ちたすずめをさがしました。すずめはじきに見つかりました。
「君のお父さん、すずめすきかい。」と、少年がききました。
「ああ、大好きだよ。」と、清くんは答えました。
「これ、お父さんに、あげてよ。」と、少年はすずめを清くんにあたえて、ひとり幸先のいいのをよろこんで、野原の方をさして出かけました。
清くんは、家へ入ってから、すずめをお父さんに渡すと、お父さんは、すずめを掌にのせて、しばらく考えていられましたが、なまなか道理をいいきかせて、晴れ晴れとした子供の心を暗くしてはならぬと思われたので、