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Japanische Klassiker mit Furigana

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そのひからしょうじきになったはなし

その日から正直になった話

小川 未明

Lesen Sie その日から正直になった話 (そのひからしょうじきになったはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.341 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

「おじさんは、日の暮れないうちに、また遠くまで歩かなければならぬのだ。坊のお家はよほどあるだろうから、たばこをすうのを我慢していこう……。」といったのです。

少年は、目をかがやかしながら、

「すぐに持ってきてあげよう!」といって、あちらへ向かって駈け出しました。

旅人は、少年のしんせつを無にしてはいけないと思って、黙って、ほほえみながら、そのうしろ姿を見送っていたのです。

少年は、近くに、友だちの家があるから、そこへいって、マッチを借りてこようと思いました。いっしょうけんめいに駈けて、森を曲がると、友だちの家が畑の中に見えました。彼は、元気づいて、その家の入り口まで、息を切らしながらたどり着きました。彼は、友だちの名を呼んだ。けれど、返事がなかった。

「いないのだろうか?」と、少年はがっかりしました。

しかし、自分は、友だちのお母さんを知っているから、家へはいって頼もうと思いました。彼は、家へはいりました。けれど、家は、みんな留守であって、だれもいなかったのです。

「畑へいっているのだろうか?」

少年は、こうつぶやくと、しかたなしに、その家から出て、こんどは、知っているおばあさんの家へ駆けていったのです。