Japanische Klassiker mit Furigana
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それから
それから
Lesen Sie それから von Natsume Sōseki (夏目 漱石) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 172.794 Zeichen · 347 Bildschirme
其所が御気の毒なんだが、然し面目ないと云えば、僕だって面目ないんだから。自分の所為に対しては、如何に面目なくっても、徳義上の責任を負うのが当然だとすれば、外に何等の利益がないとしても、御互の間に有た事だけは平岡君に話さなければならないでしょう。その上今の場合ではこれからの所置を付ける大事の自白なんだから、猶更必要になると思います」
「能く解りましたわ。どうせ間違えば死ぬ積りなんですから」
「死ぬなんて。――よし死ぬにしたって、これから先どの位間があるか――又そんな危険がある位なら、なんで平岡君に僕から話すもんですか」
三千代は又泣き出した。
「じゃ能く詫ります」
代助は日の傾くのを待って三千代を帰した。然しこの前の時の様に送っては行かなかった。一時間程書斎の中で蝉の声を聞いて暮した。三千代に逢って自分の未来を打ち明けてから、気分がさっぱりした。平岡へ手紙を書いて、会見の都合を聞き合せ様として、筆を持ってみたが、急に責任の重いのが苦になって、拝啓以後を書き続ける勇気が出なかった。卒然、襯衣一枚になって素足で庭へ飛び出した。三千代が帰る時は正体なく午睡をしていた門野が、