Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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つぼみ

つぼみ

宮本 百合子

Lesen Sie つぼみ von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.918 Zeichen · 44 Bildschirme

Aozora Bunko

天のかみさまなんてまあ

細工のうまいこってしょうね」

小さい火取はなおブンブン

ガスのまわりをとびまわる

なんぼたっしゃな火取でも

よっぴてとんではいられない

羽根をやすみょとて床の上

ジューたんの上におっこった

するといきなり骨ばった

でっかい指がニュッと出で

体を宙にもちあげた

そしてその手のもちぬしは

ズーズー声でこう云った

「なああんた、おらが先ごろ飼うて居た

七面鳥が大すきで

くれればきりがあるまいネエ、……」

棚のだるま棚下し

ひげのおじさん貴方はマア

何と云うどえらい御方だろう

朝でも晩でも欲の皮

つっぱりきったねがいごと

それかなわぬとあたりつけ

わしに湯水も下さらぬ……

片っぽ目玉のそめられた

棚のだるまさんの口こごと

何と云うばった御方じゃあろう

千両箱がふえます様

倉が沢山たちますよう

着物が沢山出来ますよう

とくいが段々ましますよう

おじさんのねがいはこればかり

何と云うばった御方だろう

めっかちだるまさんの口小言

棚の上から

棚下し

女房もらえば子が出来る

子供が出来れば金が入る

金が入っては大変だ

女房のきりょうがわるければ

店のかんばんにもならず

ただくうてねて金が入る