Japanische Klassiker mit Furigana
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つぼみ
つぼみ
宮本 百合子
Lesen Sie つぼみ von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.918 Zeichen · 44 Bildschirme
ヒーラ、ヒーラ、ヒーラ
わきにくもめが白銀の
糸でとり手を作ってる
ヒーラヒーラ黒蝶が
紫陽花にとぶ夏の夕
〔無題〕
カガヤケ かがやけ可愛い御星
あなたは一体どんな人
そんなにたのしくキラキラと
天のダイヤモンド そのように……
偉いお日さんが落ちたあと
しない内気な若草が
夜つゆにしめる其の時に
貴方の小さいしとやかな
光が小さく見えてます
かがやけかがやけ 小さい御星
夜中かがやけ
御空の御星
芽生え
おととしは三つ咲き去年は一つ咲いて枯れた朝がおは今年はいつも、あのよわよわした体をもたせかけて居る垣根にその姿を見せなかった。
「今年は出ないんかもしれないぞ――あんな弱々しいんだったんだもの」
「そんな事はないでしょう。目に見えないところに生えてるんですよキット。あんな草なんて云うものは思えない、人間の想像のつかないほど生活力の強いものなんだから」
こんな事を云い合い今日までたった。ほかの家のかきねなんかにもあの可愛いようなかわいくないような花が見え出して居るのにと気が気でないながらも私は、
「あのいつものが咲くまで私はほかのを植えずにまってよう、若しも出た時にすまないような気がするから」