Japanische Klassiker mit Furigana
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ふたりのおばさん
ふたりのおばさん
室生 犀星
Lesen Sie ふたりのおばさん von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.817 Zeichen · 10 Bildschirme
リョウヘイはそこでおばさん、またころんでしまったというと、おばさんはよくころぶ子だね、といった。
「コタツにヒザのところを入れて乾かすんです。乾いたらもんであげるからころんだことがおかあさんにはわかるまい。」
おばさんはしばらくたってから、ぴったりと泥水の乾いたところを縁がわに持っていって、もんでくれるのである。泥なんかしらべて見ても、わからなかった。リョウヘイは母親からこごとを食うことがなくなったので、おばさんありがとうといった。
リョウヘイは冬は何もなかったが、夏は庭が広いので、アンズとか青いウメとかビワとかを、母にかくれてもいでいって、おばさんにやっていたが、そんなことをするのがはずかしいので、茶の間の茶ダナの上におくと、おいたとも、あげますともいわないで、だまってかえっていた。おばさんもだまっておじさんと一しょにたべていた。
「大きくなったらおばさんに何をしてあげようかな。」
リョウヘイはきげんのよい時に、そんなことを本気になっていっても、おばさんは取りあわなかった。
「あんたが大きくなったって、こちらが生きていられないからだめですよ。」
「そんなことはない。