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Japanische Klassiker mit Furigana

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インドラのあみ

インドラの網

宮沢 賢治

Lesen Sie インドラの網 (インドラのあみ) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.369 Zeichen · 49 Bildschirme

Aozora Bunko

)

(うん。それは行かないでいいだろう。)と須利耶さまは何の気もなくぼんやりと斯うお答えでした。

そしてお二人は町の広場を通り抜けて、だんだん郊外に来られました。沙がずうっとひろがっておりました。その砂が一ところ深く掘られて、沢山の人がその中に立ってございました。お二人も下りて行かれたのです。そこに古い一つの壁がありました。色はあせてはいましたが、三人の天の童子たちがかいてございました。須利耶さまは思わずどきっとなりました。何か大きい重いものが、遠くの空からばったりかぶさったように思われましたのです。それでも何気なく申されますには、

(なるほど立派なもんだ。あまりよく出来てなんだか恐いようだ。この天童はどこかお前に肖ているよ。)

須利耶さまは童子をふりかえりました。そしたら童子はなんだかわらったまま、倒れかかっていられました。須利耶さまは愕ろいて急いで抱き留められました。童子はお父さんの腕の中で夢のようにつぶやかれました。

(おじいさんがお迎いをよこしたのです。)

須利耶さまは急いで叫ばれました。

(お前どうしたのだ。どこへも行ってはいけないよ。)

童子が微かに云われました。