Japanische Klassiker mit Furigana
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チェーホフのたんぺんについて
カシタンカ・ねむい 他七篇
神西 清
Lesen Sie カシタンカ・ねむい 他七篇 (チェーホフのたんぺんについて) von 神西 清 (じんざいきよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.418 Zeichen · 92 Bildschirme
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同じ筆法でミハイローフスキイは、まだ『燈火』も『イヴァーノフ』も『わびしい話』も書いていない新進作家チェーホフにわざわざ私信を寄せて、その無目標無方針の危険を警告したのだったが、これに対してチェーホフが「自分には別にこれといった信念はない」と率直に告白すると、折返して「そういうことなら敢て反対もできまい。無い袖は振られぬというからね」と応じ、あっさり見放してしまったのである。事実ミハイローフスキイの『六号室』評を見ても『百姓』(一八九七)評を見ても、かなりお座なりな対社会的警告にとどまっていて、相手の本質をぐいぐいと緊め上げなければやまぬ往年の気魄は殆ど見られない。お年のせいなどと言うなかれ。おそらくミハイローフスキイは、チェーホフの「非情」に行き当った最初の批評家だったのではあるまいか。そしてこの鋭敏な批評家は、無い袖を振らせる愚をやめて、顧みて他を言ったのではなかったか。チェーホフが自分の酷評家たちのうちで、ミハイローフスキイにだけはひそかに敬愛の念を抱いていた形跡のあるのも、決して偶然ではないのだ。
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以上二人の優れたポレミストがチェーホフに対してとった両様の態度は、彼の非情のあり方を明らかにする上で、有力な側面照射たるを失わないように思われる。