Japanische Klassiker mit Furigana
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ソヴェトのピオニェールはなにしてあそぶか
ソヴェトのピオニェールはなにして遊ぶか
宮本 百合子
Lesen Sie ソヴェトのピオニェールはなにして遊ぶか (ソヴェトのピオニェールはなにしてあそぶか) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.815 Zeichen · 6 Bildschirme
植物採集をやっているらしく、しきりに茂った草の中を、なにかさがしながら歩いているピオニェールの姿も見える。
指導者のアンナさんは、われわれとならんで草の中へねころび、満足そうにそういうピオニェールの夏休みの景色を眺めていたが、急に、
「ああ、あなた。この池をさかいにして、私どもんところじゃ、大戦さがあったんですよ」
と云った。
「大戦さ? いつです?」
「ついこの間!」
そう云って、アンナさんは笑った。
「知っているでしょう。一九二九年の夏はソヴェト同盟で、世界の第一回ピオニェール大会がありました。今年一九三〇年の夏は、ドイツのハーレという市で、第二回の世界ピオニェール大会がひらかれる筈だったんです。ところが、ドイツはブルジョアの天下ですからね。あなたの国日本とおなじように、ソヴェト同盟のピオニェールたちが自分の国へ出かけて来て、元気なソヴェト同盟の生活ぶりを話すのを、いやがったんです。入国許可をソヴェト同盟のピオニェールだけによこさないんです。
ソヴェトのピオニェールは一寸はガッカリしたけれど、ナニ糞! と思ってね。ドイツへは行けなくったって、ちゃんと世界ピオニェール大会は記念してやることを考えついたんです」