Japanische Klassiker mit Furigana
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ボロやのしゅんじゅう
ボロ家の春秋
梅崎 春生
Lesen Sie ボロ家の春秋 (ボロやのしゅんじゅう) von 梅崎 春生 (うめざきはるお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 129.411 Zeichen · 263 Bildschirme
ちょっと沖縄の唐手にも似ています。孫の右頬には一筋大きな切り傷の痕がありますが、やはり喧嘩か何かで受けた創傷なのでしょう。
卓には御馳走が次々出ました。白片鶏だの炒鶉蛋だの蝦仁吐糸だのその他いろいろ。あまり食べたことのない御馳走ばかりです。僕はあまりガツガツすると日本人の名誉に関すると思い、あまり食べないようにしたが、野呂と来たらわき目もふらずせっせと食べました。まったく自意識のないやり方です。酒は老酒でした。この方は僕も遠慮なくゴシゴシ飲んだ。
陳さんの話では、不破という男はもともと悪い男ではないが、少々金銭的にはだらしない方で、それで今度のような事件をおこして身を誤ったのだという。戦後しばらく不破は『ニュー小説』という純文芸雑誌の編集長をやっていて、そこで陳さんと知り合ったということです。陳さんはビール(健康上の理由で老酒は断っているとの由)のコップを傾けながら、自慢しました。
「わたしはこれでもね、芸術にはとても理解があるんでね」
この中華飯店のデブ主人が芸術に理解があるなんて、意外でもあり、またとても嬉しくなったものですから、僕も胸を張って言いました。