Japanische Klassiker mit Furigana
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かぜのまたさぶろう
ポラーノの広場
Lesen Sie ポラーノの広場 (かぜのまたさぶろう) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.062 Zeichen · 135 Bildschirme
一日いっぱい葡萄パンを喰べさしてやるよ。」
ネネムもマミミも何とも返事をしませんでしたが男はふいっとマミミをお菓子の籠の中へ入れて、
「おお、ホイホイ、おお、ホイホイ。」と云いながら俄かにあわてだして風のように家を出て行きました。
何のことだかわけがわからずきょろきょろしていたマミミ〔一字不明〕、戸口を出てからはじめてわっと泣き出しネネムは、
「どろぼう、どろぼう。」と泣きながら叫んで追いかけましたがもう男は森を抜けてずうっと向うの黄色な野原を走って行くのがちらっと見えるだけでした。マミミの声が小さな白い三角の光になってネネムの胸にしみ込むばかりでした。
ネネムは泣いてどなって森の中をうろうろうろうろはせ歩きましたがとうとう疲れてばたっと倒れてしまいました。
それから何日経ったかわかりません。
ネネムはふっと目をあきました。見るとすぐ頭の上のばけもの栗の木がふっふっと湯気を吐いていました。
その幹に鉄のはしごが両方から二つかかって二人の男が登って何かしきりにつなをたぐるような網を投げるようなかたちをやって居りました。
ネネムは起きあがって見ますとお「キレ」