Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

マリア・バシュキルツェフのにっき

マリア・バシュキルツェフの日記

宮本 百合子

Lesen Sie マリア・バシュキルツェフの日記 (マリア・バシュキルツェフのにっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.569 Zeichen · 24 Bildschirme

Aozora Bunko

私は堪えられない※(感嘆符二つ、1-8-75) 私はこんな生活をする為に生れたのではない。私は堪えられない!」「仕事をする機会が私を避けている!」「私は学問をしたくてたまらない。私には導いてくれる人が一人もない。」

内心の熱い輾転反側は彼女が十七歳の秋、ジュリアンのアトリエに通いはじめて、やっと一つの方向を見出したように見える。

「朝の八時から十二時まで、それから一時から五時まで絵を描いていると、日が早くたってしまう。しかし往復に一時間半かかる。私はこれまで失った年月のことを考えると腹立たしくなる。十三の時にこんな風にして始めたらどんなによかったろう! 四年損をした!」「アトリエではあらゆる差別というものが無くなってしまう。名前もなくなる。姓もなくなる。そうして母の娘でもなく、ただ自分自身となる。自分の前に芸術をもっている一個人となる。そうして芸術以外には何ものもなくなる。実に幸福で、自由、得意である。ついに私は久しく望んでいる状態になった。私はこれを実現することができないので、どんなに長い間渇望していたかしれなかった。」

マリアの前には、やっと彼女が一人前の人間となってゆく道がひらけはじめた。