Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

みっつのたから

三つの宝

芥川 竜之介

Lesen Sie 三つの宝 (みっつのたから) von Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.156 Zeichen · 15 Bildschirme

Aozora Bunko

第一の盗人 嘘をつけ!

第二の盗人 この大法螺吹きめ!

三人また喧嘩をしようとする。

王子 待て待て。たかが古いマントルや、穴のあいた長靴ぐらい、誰がとっても好いじゃないか?

第二の盗人 いえ、そうは行きません。このマントルは着たと思うと、姿の隠れるマントルなのです。

第一の盗人 どんなまた鉄の兜でも、この剣で切れば切れるのです。

第三の盗人 この長靴もはきさえすれば、一飛びに千里飛べるのです。

王子 なるほど、そう云う宝なら、喧嘩をするのももっともな話だ。が、それならば欲張らずに、一つずつ分ければ好いじゃないか?

第二の盗人 そんな事をしてごらんなさい。わたしの首はいつ何時、あの剣に切られるかわかりはしません。

第一の盗人 いえ、それよりも困るのは、あのマントルを着られれば、何を盗まれるか知れますまい。

第二の盗人 いえ、何を盗んだ所が、あの長靴をはかなければ、思うようには逃げられない訣です。

王子 それもなるほど一理窟だな。では物は相談だが、わたしにみんな売ってくれないか? そうすれば心配も入らないはずだから。

第一の盗人 どうだい、この殿様に売ってしまうのは?

第三の盗人 なるほど、それも好いかも知れない。