Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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さんにんのひゃくしょう

三人の百姓

秋田 雨雀

Lesen Sie 三人の百姓 (さんにんのひゃくしょう) von 秋田 雨雀 (あきたうじゃく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.876 Zeichen · 12 Bildschirme

Aozora Bunko

二人は喧嘩をしたかと思うと仲直りをし、仲直りをしたかと思うと、また喧嘩をしました。

村の人たちには、どうしてあんなに仲の好かった伊作と多助が、こんな喧嘩をするようになったのか誰も知りませんでした。

朝太郎が四歳になった秋の初めに、城下から代官様が大勢の家来に空駕籠を護らせて、この淋しい村へやって来ました。村の人たちは胆をつぶして行列を見ていました。すると代官様の一行は、庄屋長左衛門の家にどやどやと入りました。庄屋は顔を真青にして代官様の前に出ました。

「まだ紅葉にはお早ようございますが、一体どういう御用でおいでなさいましたか、どうぞ御用を仰せつけてください。」

と庄屋は畳に頭をつけて挨拶しました。すると、代官様は笑って、

「実は、今日は妙な相談があって来たのだが、相談にのってくれるだろうかね?」

と言いました。長左衛門は、益々恐縮して、

「これは誠に恐れ入ります。御代官様の御相談ならばどんなことでも御相手になりましょう。どうか何んなりと仰せつけください。」

と言いました。

「早速だが、この村に朝太郎という男の子がいるそうだが、その子供を貰い受ける訳には行かないだろうか?」