Japanische Klassiker mit Furigana
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さんにんのひゃくしょう
三人の百姓
秋田 雨雀
Lesen Sie 三人の百姓 (さんにんのひゃくしょう) von 秋田 雨雀 (あきたうじゃく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.876 Zeichen · 12 Bildschirme
」と心の中で思いながら仕事をしていました。
子供の名は、朝拾ったので、朝太郎とつけましたが、その朝太郎も、もう四歳になりました。顔立こそ美しいが、始終田畑や山へつれて行くので、色が真黒になって、百姓の子供として恥かしくないような顔になってしまいました。無論着物なぞも、百姓の子供の着るようなものを着せていたので、ほんとに太郎右衛門夫婦の子供だと言っても、誰も不思議に思うものがない位でありました。
話変って、あの太郎右衛門と一緒に子供を見つけた伊作と多助はどうしたでしょう? 伊作と多助はその後、だんだん仲が悪くなって、いつでも喧嘩ばかりしていました。伊作はある年の夏、橋の畔に小さな居酒屋を造えましたが、村には一軒も酒屋がなかったので、この居酒屋が大層繁昌してだんだん儲かって行きました。伊作は今では田を耕したり、炭を焼いたりしないでも、立派に食べて行かれるようになりました。多助は、その頃村の端に小さな水車小屋を持っていましたが、毎日伊作の店に寄っては酒を飲んだり、干魚を食たりして、少しも勘定を払わないので、それが土台になって二人はいつでも喧嘩をしました。