Japanische Klassiker mit Furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
番頭一、二、笑う。
夜の大川の水の上に突出すように立てられた料亭の奥座敷に、芸者のおよねと仲蔵と五郎の三人。
いきなりしっかりしたねじめの三味線の音が響き始めて、およねの歌。博多節。
これらの歌声も、すべての物音も、この場では、満潮の大川の水面に反響する。
およね 博多帯しめ
筑前しぼり、筑前博多の帯を締め
歩む姿が、ありゃどっこいしよ
柳腰
お月さんがチョイと出て松のかげ
はい今晩は。
仲蔵 はい今晩は、か。およねしゃん、あんたも、ひとつ飲みない。(卓上の盃を取って出す)
およね (三味線をわきに置きつつ)あたしは無調法ですけん、仲さん、もっと……(と酌をする)
仲蔵 (それを受けながら。……以下適当に酒を飲みつつ)いつもの事だが、うまかなあ。なあ五郎しゃん!
五郎 (これはモグモグなにか食いながら)うむ、うまか。
仲蔵 五郎しゃんに、うまかとが、わかるかな?
五郎 このエビとキントンなあ、うまか。
仲蔵 えっ? エビとキントン? そうか、ウフツフ、エビとキントンかな?
およね ホホ、もっと、じゃ、持って来てもらいまつしうか?
仲蔵 (ふきだして)アッハハハ! アッハハ、フフ、アッハハ!