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Japanische Klassiker mit Furigana

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あるくこと

三好十郎の仕事 第三巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme

Aozora Bunko

五郎 なんな?

仲蔵 ハハ、俺あ、また、博多節のこつを……フフ、およねしゃんの博多節のこつを、ほめたら、よ、五郎しゃんなあ、エビとキントン……フッフフ、ハッハハ!

およね ホッホ、ホ、ホ!

五郎 (これも釣りこまれて笑いながら)ばってん俺あ……ハッハハ、そりゃ、博多節もうまかです!

それで仲蔵とおよねが声をそろえて笑いだす。障子の外の大川をギイギイと船をこいで行く男が、これも何となくこちらの笑いにつりこまれて、きげんの良い声をあげてからかう。

船頭 ワッハハハ、アッハハ、かよう! ハハ、……(歌になる――)吹けよ川風、あがれよすだれ、中のオナゴシの顔見たか、と。アハハ、はい今晩わあ、ごきげんさん、と?

その声とロの音が遠ざかって行く。

仲蔵 (まだ笑いをふくんだ声で)だけんど博多帯と言うなあ、どんな帯じやろか? 歌にまで唄うてあるんじゃから、よっぽど良か帯じゃろなあ。

五郎 仲しゃんな、まだ博多帯見たことんなかと?

仲蔵 見たことなかとです。

五郎 そんなバカな! うんが鼻の先い、いつでん見えとるのに――

およね 五郎しゃん、言うたらいけん! ホホ、まあ、まあ、こっちいおいでんさい! こっちい、さ!(五郎の両肩を背後から袖で抱いてしまう)