Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
よがしゅっぱんじぎょう
予が出版事業
柳田 国男
Lesen Sie 予が出版事業 (よがしゅっぱんじぎょう) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.913 Zeichen · 10 Bildschirme
後狩詞記
歌も格別おもしろく無いので、私は之を自分の仕事の中には入れて居ない。
後狩詞記
この本は現在むやみに景気がいいが、実は又私の著書では無く、日向の椎葉村の村長の口授を書写、それに或旧家の猟の伝書を添えて、やや長い序文だけを私が書いたもの、出したのは明治四十一年の冬だが、当の作者がまだ高齢で彼地に生きて居る。ただ此書を珍本にした技術に至っては、或は私のものということが出来るかも知れぬ。この年の五月の末に、私は東京を発して九州の南半を一巡し、広島まで還って来てから電命で又土佐へ渡り、百余日を累ねてへとへとに疲れて戻って来た。そうして病床に就いて退屈な日を送って居た際、気がついて見ると旅費が二十何円が剰って居る。是であれを本にしてやれと思って、積らせて見たところが丁度五十部だけ出来るという。本に番号を打つということはあの頃としては大きな気取であった。終りの数冊だけはつまらなく散らしたが、其他は悉く行先を控えて著者関係者、及び其当時自分の尊奉する限りの先輩へ、多くは手紙まで添えて拝呈したのであった。あんな百二十頁のちっぽけな本に、徳冨山路等の一流文士の批評が出て、其時から既に好事家に狙われて居たのである。