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Japanische Klassiker mit Furigana

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にせんねんせんそう

二、〇〇〇年戦争

海野 十三

Lesen Sie 二、〇〇〇年戦争 (にせんねんせんそう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 34.367 Zeichen · 69 Bildschirme

Aozora Bunko

そのうちに、三時間は経過し、やがて四時間が空費されようとしたときにとつぜん一隻の潜水艦が、マイカ大要塞の海門をまもる海中哨戒線にひっかかったというので、大さわぎとはなった。

怪艦の正体

怪潜水艦?

その潜水艦は、艦体が、壊れかかったセルロイドの玩具のように、凹凸になっていた。潜望鏡の管も、マストも、折れ曲ったまま、ぶらぶらしていた。しかし艦体は、ピカピカに光っていた。

海中哨戒線は、陸にあるトーチカを、点々と海底にしずめたような恰好のものであったが、或る特殊な不可視光線によって、そこを通過する潜水艦などを捕えるような仕掛けになっていた。

「怪潜水艦が、通過中!」

という警報で、海底トーチカの兵員は、それというので、部署についた。

暗視テレビジョンが、直に活動をはじめた。そして前にのべたような艦の様子が、始めてわかったのである。

停船命令が、怪艦に向って、無電と水中超音波とで送られた。だが、怪艦からは、応答がなかった。

そこで改めて、強い探照灯の光が、怪艦に向って浴びせかけられたが、これでもまだ、怪艦は、停止しなかった。

「どうしましょうか。魚雷を一発、叩きつけてやりましょうか」