Japanische Klassiker mit Furigana
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はたちのエチュード
二十歳のエチュード
原口 統三
Lesen Sie 二十歳のエチュード (はたちのエチュード) von 原口 統三 (はらぐちとうぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.578 Zeichen · 125 Bildschirme
「君は要するに天邪鬼さ」(ついでに「ばかだ」と言いたいのだが、言えないのだ)
また、「君は一個のピュリタンだ。僕には、君の中にボオドレェルやフロォベルに見ると同じ、(ここまでいって、ちらっとひとつ顔を横目で見る。己惚れちゃいけないよ、という意味か。ふん、僕を詩人や小説家と一緒にされて堪るものか)禁慾者、修道僧の面影が見えるんだ。それなのに、君は他人に対しては、同じ修道僧であることを求めない。そっとしておきたいんだね。殊勝なことさ。でも、それはトニオ・クレーゲルの感傷にすぎないよ。君がピュリタンである以上、君は他人にもピュリタンであることを要求する権利がある」
その時、当の「天邪鬼」は答えたものだ。
「権利ですって! 義務ですって! ふん、まっぴらご免だ。それに僕がピュリタンだなんて、どうしてわかります。
それどころか、僕は『豈五斗米のために腰を折って郷里の小児に見えんや』っていうような他人は好きですが、僕なら、反対に喜んで腰を折ってお米をもらいに行きますよ」と。
さあ、僕が死んだら、思う存分「ばかなやつだ」と言いたまえ。
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彼は時々しんみりした顔でこんな話もする。