Japanische Klassiker mit Furigana
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はたちのエチュード
二十歳のエチュード
原口 統三
Lesen Sie 二十歳のエチュード (はたちのエチュード) von 原口 統三 (はらぐちとうぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.578 Zeichen · 125 Bildschirme
言語学上から見て、現代の社会に、「師弟」という二字が残っているのはきわめて不当なことだ。
*175
生まれつき、弟子らしい顔をした人がいる。
僕はこうした人が好きだ。それはか弱い印象を与えるけれども清純さに溢れている。
そして、弟子は師よりも元来自由なものだ。
*176
僕は偉大さを警戒した。
超人は不潔な偶像である。
*177
一素人音楽愛好家の告白。
――九つの交響楽は確かに偉大ですし、私を圧倒します。しかし、何だか頭の中が濁って、疲れちまって………………いや何、これは私が始めて聴いた時の印象でしてね、考えて見ればそのころは皆目音楽なんてわからなかったんですよ。
*178
偉大さは通常独創性を濁らせる。
僕は五十二のマズルカを作った腺病質なピアニストにおいて独創性の新鮮な味覚を理解する。
*179
「ランボオこそは君。ぴんからきりまで男の中の男ですよ」
この清岡さんの言葉が胸を刺した。
そして、それ以来、僕の誠実さの唯一の尺度となった。
結局、僕は精神の旅において「男の中の男」として振舞いたかったのだ。