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Japanische Klassiker mit Furigana

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にしょうじょ

二少女

国木田 独歩

Lesen Sie 二少女 (にしょうじょ) von 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.398 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

「イイエ別に何ともお仰らないけエど、江藤さんは最早局を止すのだろうかって。貴姉どうなさるの。」

「ソー、夫れで実は私も迷っているのよ」と主人の少女は嘆息をついた。

客の少女は密と室内を見廻した。そして何か思い当ることでも有るらしく今まで少し心配そうな顔が急に爽々して満面の笑味を隠し得なかったか、ちょッとあらたまって、

「実は少々貴姉に聞て見ることがあるのよ、」

と一段小声で言った。

「何に?」と主人の少女も笑いながら小声で言った。これも何か思い当る処あるらしく、客なる少女の顔をじっと見て、又た密と傍の寝床を見ると、少年は両腕を捲り出したまま能く眠っている、其手を静に臥被の内に入れてやった。

「怒ちゃ善けないことよ」と客の少女はきまり悪るそうに笑って言出し兼ねている。

「凡そ知ッているのよ、言て御覧なさい、怒りも何もしないから。お可笑な位よ、」と言う主人の少女の顔は羞恥そうな笑のうちにも何となく不穏のところが見透かされた。

「私の口から言い悪くいけれど……貴姉大概解かっていましょう……」

「私が妾になるとか成ったとかいう事なんでしょう。」

と言った主人の少女の声は震えて居た。