Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にひゃくとおか

二百十日

小川 未明

Lesen Sie 二百十日 (にひゃくとおか) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.094 Zeichen · 11 Bildschirme

Aozora Bunko

「おお、ようした。ようした。ハーモニカを買ってやるぞ。」

正二が、庭へもどってくると、おじいさんは、生き物の命を助けた喜びに、顔をかがやかしていいました。

「おじいさん、こんど僕、いいお点をもらってきたときでいいよ。」

「どうしてか、なぜ今日ではいらないのだ。」

おじいさんは、不思議に思いました。

「どうしても。だって、やんまを助けてやるのは、あたりまえだろう。」

正二、こんなことで、日ごろの言い分を通すのは、あまりうれしくなかったからでした。

「そうか、それは、感心だ。ごほうびをもらわなくても、正しいことは進んでやるのが善い子供なのだ。」

おじいさんは、上機嫌でありました。正二も、おじいさんにそういわれると、ハーモニカを買ってもらったよりもうれしかったのでした。

晩方のことです。

正二が、外へ出ると徳ちゃんが、飛んできました。

「正ちゃん、おもしろいことをしない。」といいました。

「おもしろいことって、どんなことだい。」

「お化けごっこだよ。」

「お化けごっこって、どうするの。」

徳ちゃんは、正二に、いろいろ知恵を与えたのです。

「すてきだね、待っておいで。僕、家へいって絵を描いてくるから。