Japanische Klassiker mit Furigana
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にひゃくとおか
二百十日
小川 未明
Lesen Sie 二百十日 (にひゃくとおか) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.094 Zeichen · 11 Bildschirme
」
そこへ、徳ちゃんが、やってきました。
「勇ちゃん、畑にお化けが出るよ。」
「お化け? うそだい。」
「うそなもんか、いってごらんよ。」
三人は、さびしい畑の方へ歩いていきました。とうもろこしの葉が、夕風に動いて、さっきから鳴いているうまおいの声が、夜のふけるにつれてだんだん冴えていました。
「どこに?」
「もっといくんだよ。」
「こわいな。」と、光ちゃんが、いいました。
「お化けなんか、うそだい。」と、勇ちゃんは、先になろうとして、なすの畑へ踏み込みました。
「ほら、あすこに、青い灯が……。白い着物を着て立っているだろう。」
「あっ、お化けだ!」と、光ちゃんが、逃げ出しました。つづいて勇ちゃんも逃げようとしたが、徳ちゃんが立っているので、徳ちゃんのうしろから、じっと、とうもろこしの畑をすかして見ていました。
「だれか、いたずらしたんだよ。」
「勇ちゃん、そばへいける?」
「こわいな。」
「それごらんよ、だれかおおぜい呼んでおいでよ。」
このとき、勇ちゃんは足もとの土を拾って、青い灯を目あてに投げました。すると、青い灯が動いて、白い着物がこちらへ近寄ってきました。
「こわい。