Japanische Klassiker mit Furigana
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ごかいのまど
五階の窓
小酒井 不木
Lesen Sie 五階の窓 (ごかいのまど) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.512 Zeichen · 43 Bildschirme
たので職長に相談すると、病院がよかろうとのことで、すぐさま松本正雄と変名してK病院に入りました。すると今日、職長は病院へ来て、二千円きみは金を取ったのだから出せと言います。そうして艶子と姉のお蝶とを呼び出し、四人で五百円ずつ分けるつもりだとのことでした。ところが、その二千円の金はわたしの手に入らないばかりか、さっきのお話ではどうやら贋造で、西村はそれをわたしに掴ませて、贋造紙幣行使でわたしを罪に陥れようとしたらしいです。いや、どこまでも恐ろしい人間です」
山川署長は舟木の語る間、目を光らせて聞いていたがやがて桝本に向かい、
「桝本くん、きみの行動はきみが昨日語ったところとだいぶ違うじゃないか。舟木くんのいま語ったのは本当かどうかね?」
桝本はさっき沖田刑事から西村の娘を口説いた一件をすっぱ抜かれて赤くなり、いままた舟木に仮面をはがれて、そのつやつやした顔はいっそう激しく光りだした。
「どうも恐れ入りました」
と、彼は小声で答えた。
「すると、舟木くんの言ったことが本当か。してみると社長は自殺したわけだが、お蝶さん、社長はそんなに窮境に陥っていましたか」