Japanische Klassiker mit Furigana
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ごかいのまど
五階の窓
小酒井 不木
Lesen Sie 五階の窓 (ごかいのまど) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.512 Zeichen · 43 Bildschirme
それに、西村が他人に投げ出されたのでないという証拠がありません。だから、ぼくは舟木を西村殺害の犯人と認めます」
「ふむ、きみはさっき野田くんを犯人と認め、今度は舟木くんを犯人と認めるのか。舟木くん、きみは何か、きみのさっきの話を裏書きする証拠を出すことはできぬか」
と、署長はやさしく言った。
「証拠を出すなんてことはできません」
と、舟木は恒藤主任をじろりと睨んで言った。
「わたしはただ真実を述べただけです。わたしを犯人とするかせぬかは、あなたがたの勝手です」
「よろしい。それではぼくはきみを犯人と認めるよ」
と、恒藤主任は言い放った。
署長はすこぶる当惑したらしく、例のごとく、ふむ――と言ったままじっと考え込む。と、この時、冬木刑事が口を出した。
「舟木くんの陳述が真実かどうかは、死体解剖の結果と石垣建築事務所の床の上の足跡を捜査すれば分かると思います」
これを聞いた署長は急に明るい顔になり、
「おおそうだ。解剖は大学の田上博士の都合で、今朝行われたはずだ。おい△△くん、ちょっと検事局へ電話をかけて訊いてみてくれたまえ」
△△刑事が出かけにかかると給仕が入ってきて、署長に向かい大きな声で、