Japanische Klassiker mit Furigana
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なかよしがけんかしたはなし
仲よしがけんかした話
小川 未明
Lesen Sie 仲よしがけんかした話 (なかよしがけんかしたはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.616 Zeichen · 4 Bildschirme
「お面!」と、清ちゃんは、打ち込みました。
「だめ、いまのは、かすったのだ。」と、伸ちゃんは、頭を振りました。
「お胴!」と、今度は、伸ちゃんが打ち込みました。
「入った!」と、年ちゃんが、片手をあげて、叫びました。
「きっと、伸ちゃんの勝ちよ。」と、つね子さんが、伸ちゃんのひいきをしました。
「お胴!」と、清ちゃんが切り込みました。伸ちゃんは、それを受け止めようとして、持っている紙の棒を落としました。
「タイム!」と、伸ちゃんは、要求しました。そして、紙の棒を拾おうとすると、清ちゃんは、
「お面!」と、いって、伸ちゃんの頭をポン、ポンと二つたたきました。
つね子さんも、時子さんも、みんながげらげらと笑いました。
「おい、卑怯だよ!」と、伸ちゃんが、顔を真っ赤にすると、清ちゃんは、急に逃げ出しました。伸ちゃんは、みんなの前で、頭をたたかれたのを恥ずかしく思ったのでしょう。ほんとうに、このときばかりは怒って、清ちゃんの後を追いかけました。清ちゃんは、逃げ場を失って、酒屋さんの店へ飛び込みました。
「小僧さん、伸ちゃんが追いかけてきたのだ。助けておくれよ。」と、清ちゃんは、いいました。