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Japanische Klassiker mit Furigana

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なかよしがけんかしたはなし

仲よしがけんかした話

小川 未明

Lesen Sie 仲よしがけんかした話 (なかよしがけんかしたはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.616 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

風のない暖かな日でした。お宮の前に伸ちゃんと、清ちゃんと、そのほか女の子たちがいっしょになって遊んでいました。ときどき風が境内のすぎの林に当たると、ゴウーといって、海岸に寄せる波の音を思い出させたのであります。

「清ちゃん、撃剣ごっこをしようか。」と、伸ちゃんが、いいました。二人は、いつも学校へいっしょにいき、帰ってくると、いっしょに遊ぶ仲よしでありました。そして、まれに一人に用事があって、だまって先へいくことがあっても、おいていかれた一人は、そんなことで怒って、明くる日はもう誘いにいかないというようなことは、ありませんでした。

「あ、しようよ。」と、清ちゃんが、こたえたので、伸ちゃんは急いで、家へ帰って、たくさん新聞紙を持ってきました。そして、それを二分して、二人は、たがいにそれを堅く巻いて、新聞紙の棒を造りました。

「どっちが、勝つかなあ。」と、年ちゃんや、かね子さんが、おもしろがって見ていました。

「いいかい、三本勝負だよ。」と、清ちゃんが、いいました。

「年ちゃん、君審判になっておくれよ。」と、伸ちゃんが、いいました。

このとき、とき子さんも、つね子さんも、徳ちゃんも、あちらから駈けてきました。