Japanische Klassiker mit Furigana
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
Lesen Sie 光と風と夢 (ひかりとかぜとゆめ) von Nakajima Atsushi (中島 敦) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.032 Zeichen · 158 Bildschirme
何故の誤謬? 別に仔細はない。私が作品を巧く書けないから。それから又、大小様々の、余りに多くの下らないうるさい事が耳に入るから。だが、其の、うるさい重荷の中でも、絶えず収入を得て行かねばならぬという永遠の重荷に比べられるものはない。いい気持に寝ころがって、二年間も制作から離れていられる所があったら! 仮令それが癲狂院であっても、私は行かないであろうか?
十一月××日
我が誕生日の祝が、下痢のため一週間遅れて今日行われた。十五頭の仔豚の蒸焼。百ポンドの牛肉。同量の豚肉。果物。レモネードの匂。コーヒーの香。クラレット・ヌガ。階上階下共に、花・花・花。六十の馬繋ぎ場を急設する。客は百五十人も来たろうか。三時頃から来て、七時に帰った。海嘯の襲来のようだ。大酋長セウマヌが自分の称号の一つを私に贈って呉れた。
十一月××日
アピアヘ下り、街で馬車を雇って、ファニイ、ベル、ロイドと共に堂々と監獄へ乗りつけた。マターファ部下の囚人達にカヴァと煙草との贈物をする為に。
鍍金鉄格子に囲まれた中で、我々は、わが政治犯達及び刑務所長ウルムブラント氏と共にカヴァを飲んだ。酋長の一人が、カヴァを飲む時、先ず腕を伸ばして盃の酒を徐々に地に灌ぎ、祈祷の調子で斯う言った。