Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
Lesen Sie 光と風と夢 (ひかりとかぜとゆめ) von Nakajima Atsushi (中島 敦) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.032 Zeichen · 158 Bildschirme
婦人連の為に、家の前で舞踏が行われた。
暮れてから帰途に就く。此のあたり、礁湖頗る浅く、ボートの底が方々にぶっつかる。繊月光淡し。大分沖へ出た頃、サヴァイイから帰る数隻の捕鯨ボートに追越される。灯をつけた・十二丁櫓・四十人乗の大型ボート。どの船でも皆漕ぎながら合唱していた。
遅いのでうちへは帰れず。アピアのホテルに泊る。
五月××日
朝、雨中を馬でアピアへ。今日の通訳サレ・テーラーと待合せ、午後から、又マリエへ行く。今日は陸路。七哩の間ずっと土砂降。泥濘。馬の頸に達する雑草。豚小舎の柵も八ヶ所程飛越す。マリエに着いた時は、既に薄暮。マリエの村には相当立派な民家がかなり在る。高いドーム型の茅屋根をもち、床に小石を敷いた・四方の壁の明けっぱなしの建物だ。マターファの家も流石に立派だ。家の中は既に暗く、椰子殻の灯が中央に灯っていた。四人の召使が出て来て、マターファは今、礼拝堂にいるという。其の方角から歌声が洩れて来た。
やがて、主人がはいって来、我々が濡れた着物を換えてから、正式の挨拶あり。カヴァ酒が出る。列座の諸酋長に向って、マターファが余を紹介する。