Japanische Klassiker mit Furigana
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ろっぴゃくく
六百句
高浜 虚子
Lesen Sie 六百句 (ろっぴゃくく) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.752 Zeichen · 37 Bildschirme
四月二十一日 物芽会。上野公園、東華亭。
寵愛の仔猫の鈴の鳴り通し
スリツパを越えかねてゐる仔猫かな
四月二十二日 丸之内倶楽部俳句会。
息子住む田舎家に来て春惜む
行き過ぎて顧みすれば花しどみ
四月二十四日 九羊会兼調布俳句会。武蔵調布、友次郎宅。
尾は蛇の如く動きて春の猫
四月二十五日 冬扇会。小石川植物園御殿。
朧とは今日の隅田の月のこと
脇息に手を置き春を惜みけり
四月二十六日 満洲俳人会。柳橋、深川亭。
藤房の垂れて小暗き産屋かな
君とわれ惜春の情なしとせず
ふたりづつ/\行く春の塵
五月二日 金沢あらうみ海会員大挙上京。上野韻松亭。池之端、雨月荘。
著倒れの京の祭を見に来り
五月九日 つるばみ会。鴨東、美濃幸。
薄暑はや日蔭うれしき屋形船
藤蔓の船の屋根摺る音なりし
五月十日 関西同人会並に文報会員。嵐山、花の家。
いかなごにまづ箸おろし母恋し
五月十二日 紀州和歌浦、望海楼。春泥招宴。
素袷の心にはなり得ざりしや
五月二十一日 自殺せる若柳敏三郎を悼む。
簡単に新茶おくると便りかな
生きてゐるしるしに新茶おくるとか
六月十七日 「玉藻五句集(第七十六回)」
隣り合ふ実梅の如くありし事
七月二日 伊藤葦天来りて『紅緑句集』