Japanische Klassiker mit Furigana
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わかれたるつまにおくるてがみ
別れたる妻に送る手紙
近松 秋江
Lesen Sie 別れたる妻に送る手紙 (わかれたるつまにおくるてがみ) von 近松 秋江 (ちかまつしゅうこう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.985 Zeichen · 103 Bildschirme
――尤も君を想っている人は、まだ他にも沢山あるのだろうが――けれども、そういう男があると知れては、幾許思ったって仕方がない。……ねえ! 宮ちゃん! ……じゃ、せめてお前と、その人との身の上でも話して聞かしてくれないか。……もう大分遅いようだが、今晩寝ないでも聞くよ。私には扱帯なんかよりもその方が好いよ。……私もそういうことのまんざら分らないこともない。同情するよ。……それを聞かして貰おうじゃないか。……えッ? 宮ちゃん! ……お前の国は本当何処なの?」私は、わざと陽気になって言った。
何処かで、ボーン/\と、高く二時が鳴った。
すると、お宮は沈み込んでいた顔を、ついと興奮したように上げて、私の問いに応じて口数少くその来歴を語った。
一体お宮は、一口に言って見れば、単えに※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)を商売にしているからばかりではない、その言っていることでも、その所作にも、何処までが真個で何処までが※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)なのか※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)と真個との見界の付かないような気持をさする女性だった。