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Japanische Klassiker mit Furigana

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せいりょくのちゅうしんをぎかいにうつすべし

勢力の中心を議会に移すべし

大隈 重信

Lesen Sie 勢力の中心を議会に移すべし (せいりょくのちゅうしんをぎかいにうつすべし) von 大隈 重信 (おおくましげのぶ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.243 Zeichen · 17 Bildschirme

Aozora Bunko

〔憲法擁護の声〕

勢力というも必要より起る。が、その必要は既に去って、僅かに惰力を維持するに止まる。それ故、一方さえ強ければ、この旧勢力は当然解体し去るべきであるのに、なお依然として競争を繰返し、今日に及んでいるとは何事であるか。

〔憲法擁護の声〕

近来、突然憲法擁護などという声が高まっている。これはある方面から言えば、無意義な様ではあるが、両勢力の依然として相対峙する上からいえば、頗る意味が有る。やはり必要から起っている。起るべき必要があって起っている。起る原因はあるいは感情その他に在りという事も幾分あるか知らぬが、しかし寡頭政治の旧習から免れて、立憲政治の実を挙げたいという熱烈なる要求から起っている。従って、我輩はその成功を祈るのである。とにかく、人心の現状に満足せぬという暗流が拡がりおるに相違ない。さればこそ、此処にこの憲法擁護の声の現るるや、人心のこれに赴く事響の物に応ずるが如くである。今日は、実にこの勢力中心の変化を生ずる過渡期に臨みおるものである。国家には中心なかるべからず。中心を失えば、これほど危険な事はない。普通にいえば、藩閥とか閥族とかいうものの勢力は、もはや根本から破れている。