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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうはちじのおんがくよく

十八時の音楽浴

海野 十三

Lesen Sie 十八時の音楽浴 (じゅうはちじのおんがくよく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 103.941 Zeichen · 210 Bildschirme

Aozora Bunko

そして謹んで一言申し上げる光栄を有しますが、今日そのように改正法令が出たところなんです。だからテレビだけ送っても違反ではない……」

「それは許せない欺瞞だ。ことさら私たちの関係を誤解させるための悪辣な計略だ。何故の中傷です。何故の欺瞞です。それを説明して下さい」

博士コハクは直立した身体から火のような言葉を吐いた。

髭の閣下はみるみる蒼ざめた。が、彼はこのときブルブル慄える声で号令した。

「問答は無益だ。女大臣アサリよ、はじめ命じておいたとおり二人を処刑するんだ。それッ」

ミルキ閣下は言い捨てるなり、アサリ女史をしたがえ外へ飛びだすなり扉をしめた。

このときまで壁を背にして傍観していた美しきミルキ夫人は、この様子に愕いて自分もともに室外へ飛びだそうとした。しかし扉は鉄の壁でもあるかのようにビクとも動かなかった。

「おお、開けて下さい。わたしをどうしようというのです。閣下それではお話が違うではありませんか」

ミルキ夫人は狂人のようになって扉をドンドンと叩いた。そして開閉用の釦スイッチを押しつづけたが、閉まった扉は再び動こうとも見えなかった。

そのときどこからともなく部屋のうちに、シュウシュウという、なにかパイプから蒸気の洩れるような音が聞えてきた。