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Japanische Klassiker mit Furigana

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なんちしんじゅう

南地心中

泉 鏡花

Lesen Sie 南地心中 (なんちしんじゅう) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 39.205 Zeichen · 79 Bildschirme

Aozora Bunko

旦那に頼んで出世させて上げる、来なはれ、)と直ぐに貴方。

その場から連れて戻って、否応なしに、旦を説付けて、たちまち大店の手代分。大道稼ぎの猿廻しを、縞もの揃いにきちんと取立てたなんぞはいかがで。私は膝を突つく腕に、ちっとは実があると思うんですが。」

初阪はこれを聞くと、様子が違って、

「さあ、事だよ! すると、昨夜のはその猿廻しだ。」

十

「いや、黒服の狂犬は、まだ妾の膝枕で、ふんぞり返って高鼾。それさえ見てはいられないのに、……その手代に違いない。……当時の久松といったのが、前垂がけで、何か急用と見えて、逢いに来てからの狼藉が、まったく目に余ったんだ。

悪口吐くのに、(猿曳め、)と云ったが、それで分った。けずり廻しとか、摺古木とか、獣めとかいう事だろう。大阪では(猿曳)と怒鳴るのかと思ったが。じゃ、そのお珊の方が取立てた、銀杏の下の芸人に疑いない。

となると!……あの、婦はなお済まないぜ。

自分の世話をした若手代が、目の前で、額を煙管で打たれるのを、もじもじと見ていたろうじゃないか。」

「煙管で、へい?……」

「ああ、垂々と血が出た。それをどうにもし得ないんだ。