Japanische Klassiker mit Furigana
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いんしょうにのこったしんさっか
印象に残った新作家
国枝 史郎
Lesen Sie 印象に残った新作家 (いんしょうにのこったしんさっか) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.344 Zeichen · 3 Bildschirme
本誌五月号の探偵創作の中、小舟勝二氏の作「昇降機」を面白く――というよりも夫れ以上に敬服して読みました。
(1)よく昇降機の性質を知っていて夫れを活用したこと(2)「――四階。客無し。運転継続――五階。停止」というようなテキパキしていて新鮮で要領のよい動的描写(3)橋本が昇降機へ飛び付いてから死ぬ迄の物凄い光景等々、実に旨いものだと思いました。全体が手堅く、緊密であるのも嬉しく思いました。小舟氏の作はこれ一つしか読んだことはありませんが、これ一つだけで充分に手腕ある作家だということが感じられました。
雑誌「苦楽」に掲載された本田緒生氏の時代捕物「夜桜お絹」も私を喜ばせた作でありました。自由な筆致もよく、時代物だのに一向こだわらずに英語を入れた大胆さも苦にならず、いや却って効果的であり、全体がフックリして軟味のあるのも快く思いました。林不忘氏の作とは又別趣の味があり、現代物ばかりで無く、こういう時代物にも才気縦横であることが証拠立てられ、氏のために祝福した次第であります。雑誌「苦楽」がこれを呼び物にしたのは洵に理だと思いました。「疑問の黒枠」は完結してから「『疑問の黒枠』