Japanische Klassiker mit Furigana
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あやうし せんすいかんのひみつ
危し‼ 潜水艦の秘密
山本 周五郎
Lesen Sie 危し‼ 潜水艦の秘密 (あやうし せんすいかんのひみつ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.819 Zeichen · 18 Bildschirme
C・C・D潜水艦
「・――・ ・――・」
「うまいぞ※(感嘆符二つ、1-8-75) これからもっとたくさん教えてあげようね、いつどんな時に役にたつかわからないからなあ」
「さ、食事に行きましょうよ」兄妹は手をとりあって部屋を出た。
C・C・D潜水艦
その夜春田博士の実験室では、博士の発明した「C・C・D潜水艦」に用うる、世界最初の無燃料機関の実験をすることになっていた。なにしろこの機関が完全に成功すれば、潜水艦は何十時間でも何百時間でも水底にいられるし、速力も一時間二百哩くらい出るので、たとえば水底をくぐって僅の間に太平洋横断ができるという、まことに恐るべき発明であった。
むろん春田博士の発明は、世界中の学者の羨望の的になっているもので、各国の海軍では、どうかしてこの発明を手に入れようと、狂人のように騒いでいるのだった。
それ故その夜の実験は、春田邸の広庭に離れて建てられた実験室で、ごく秘密に行われるので、招待される人は、海軍少将山川八郎氏、機関大佐横田文人氏、の二人きり、それに博士と、龍介君に文子さんが助手役となって立合うだけだった。
実験は八時半からで、もう八時には横田大佐が実験室へ現われた。