Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
Lesen Sie 叢書名著の復興1 恐怖の季節 (きょうふのきせつ) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.544 Zeichen · 508 Bildschirme
踏み込んじゃならねえ!
自二 き、き、貴様何だっ※(感嘆符疑問符、1-8-78)
仙太 ご覧の通り、百姓だ。
自二 百姓はわかっている! その百姓が、どうして、貴様達のためにこうして運動しているわれわれの邪魔をするかっ※(感嘆符疑問符、1-8-78)
仙太 俺達のためだか、お前さん等のためだか、そいつは、そこのお稲に聞いて見ろ! たって田を踏んで行きたきやあ、俺の身体をまず踏んで行け!
自一 貴様何という奴だ※(感嘆符疑問符、1-8-78)
仙太 百姓だ。
自一 だから名前は何というといっているんだ?
仙太 真壁の百姓仙太郎。
自一 なに、仙太……? 仙太郎だと?
自三 じゃ、斬られの仙……。筑波党の――。
仙太 ドス一本、鎌一丁持っているんじゃねえ。行きたいとありゃ、俺を踏んづけてから、行って見ろ。段六公、鍬はおろしな。手出しはしねえ。ただ、タンボは百姓の命だ。どんな名目で田を荒して行こうというんだ!
(いわれて気は立っているし、党員の一人は抜刀を振りかぶりかけるが、他の者がそれを押しとどめる。三人少し鼻白む)
自一 いかん! さ、行こう!
自三 相手になるな、気ちがいだ! (それで五人はコソコソ走り出す。