Japanische Klassiker mit Furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Lesen Sie 古句を観る (こくをみる) von 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.028 Zeichen · 333 Bildschirme
この句は垣根の卯の花が外向に花をつけるという一事を捉えた外に、「咲かたがる」の語によって、卯の花の趣を活かしている。類型や概念を離れて、直に眼前の卯の花を描いている点に、その特色を認めなければならぬ。
青梅や桑とる哥の息やすめ 萬子
桑摘にいそしむ女たちが頻に唄をうたいつつある。さすがに咽喉がかわいたか、うたい草臥れたかして、しばらく唄をやめた。その間に青梅を取って口に入れた、という意味らしい。この梅は桑圃のほとりにあるか、はじめから袂にでも忍ばせてあったか、その辺の消息はわからぬが、青梅は元来話だけでも渇に悩む兵士の咽喉を霑す効能を持っているのだから、実際口にすれば架空の梅に百倍するものがあるに相違ない。
野趣野情に富んだ句である。花がしばしば高士隠者に配せらるるに引きかえ、青梅は所詮仙家の食物にはならぬ。村嬢が桑摘唄の間に用いるのは、適材適所というべきであろう。「息やすめ」の語もこの野趣野情に適しているような気がする。
家々の門や田植の仕舞歌 卯七
その辺の田を植えおわって、各※(二の字点、1-2-22)自分の家へ帰って来る。その門口へ来たところで、もう一度田植唄をうたうという意味らしい。