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Japanische Klassiker mit Furigana

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こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

Lesen Sie 古句を観る (こくをみる) von 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.028 Zeichen · 333 Bildschirme

Aozora Bunko

「さしかゝる」という言葉も、蓬莱を飾った枕許だけに、頗る気が利いているように思う。

万歳のゑぼしをはしる霰かな    胡布

この句の趣は今の正月としても味わわれる。万歳の被った烏帽子を霰がたばしるというのは、寂しいながら正月らしい趣である。春の正月と、冬の正月とによって、感じに変化を生ずるほどのものではない。

「ものゝふの矢なみつくろふ小手の上に霰たばしる那須の篠原」という実朝の歌は、殆ど森厳に近いような霰の趣である。芭蕉は身に親しく霰を受けて「いかめしき音や霰の檜木笠」と詠んだ。万歳の烏帽子にたばしる霰は、そういういかめしい性質のものではない。もっと軽快な、さらさらとした霰である。

犢鼻褌を腮にはさむや著そ始    村

著衣始というのは年頭に衣を著初るの意、三カ日のうち吉日を選ぶとある。この句は読んだまでのもので、格別説明を要するところはない。著衣始の句としてはむしろ品格の乏しい方に属するが、われわれは別個の興味から看過し難いのである。

『浮世風呂』の中であったか、犢鼻褌を腮でしめた時分の話だ、というような意味のことがあった。川柳子もこの説明に都合のいいように「古風なる男犢鼻褌腮でしめ」